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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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 昭和11年(1936年)の今日(2月26日)、当時僕の父方の祖父(故人)は大工をやっていて、仕事のために霞ヶ関方面に出かけていた。
 その日は雪が激しく降っていた。大工仕事を終えた祖父は帰路につこうとしたところ、その道に軍人が立っていた。軍人は陸軍の青年将校で、祖父に向かってこう言った。
「この道は通ってはいかん!迂回しろ!」
 何か物々しい雰囲気だったが、祖父は軍人に尋ねることも出来ず、言われるまま迂回して帰った。
 その後、祖父はその出来事の正体を知った。祖父が軍人と出会った日に、陸軍の青年将校によるクーデターが起きていた。陸軍の青年将校たちは霞ヶ関方面を包囲し、大臣たちを殺害していた。
 俗にいう「二・二六事件」だ。祖父は図らずも歴史的大事件の端っこに触れてしまったのだ。
 今でこそ「二・二六事件」は歴史の授業で習う出来事、データでしかないが、僕が子供の頃に祖父から聞かされた話はデータなどという無味乾燥なものでなく、生々しい「リアルな体験談」だった(^^;)。

 「二・二六事件」から73年後の今日、僕にとっても事件が起きる・・・はずだった。
 僕は仕事上のことでトラブルがあり、訴訟を起こした。実は今日、その裁判が霞ヶ関の東京簡易裁判所で行われるはずだった。なんと数日前に相手(被告)が逃げてしまい、裁判が延期になってしまった(^^;)。
 今日、裁判が決着すれば僕にとっても「二・二六事件」になるはずだったのに。
 それにしても73年の時を経て、祖父と僕共に「霞ヶ関」に縁があろうとは(^^;)。
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