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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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08-12-15.jpg どうやら12月12日に新刊が出ていたようだ。
 この間まで友人漫画家の手伝いに数日間出ていたため、編集部からの連絡を受けていなかった。昨日、見本がウチに届き本が発売されていることを知った。

 新刊は「零戦撃墜王列伝」(学研)。この中の2本の読みきりを僕が担当している。
 とは言っても、ちょうど1年前に描いた「激空ラバウル航空隊」の再録で、この本はコンビニ販売用バージョンだ。
 僕が描いた分は厳密に言うと「再録」とは少し違う。内容はそのままだけど、画面を手直ししてある。

 1年前、「激空ラバウル航空隊」の原稿を描いた。この時はトーン仕上げをフォトショップとコミックスタジオを使った。
 だがこの頃はまだデジタルでの仕上げに慣れてなく、完成した本を見て仕上がりの粗さに愕然とした。どうやら原稿をスキャンしたものを線を濃く設定してしまったらしい。モニターで見た線の濃さと実際の仕上がりは全然違うものだったので、モニターでの濃さを当てにしてはいけないということだった。
 また線をニ値化(白黒)した際に、閾値の設定がよくわからなかったため、細かい斜線が飛んでしまった。「激空ラバウル航空隊」での僕の原稿は、線が潰れて細かい線が富んでる汚い仕上がりになってしまった。

 そこで「零戦撃墜王列伝」の本の企画を聞いた時に、今度は線を綺麗に取り込んだ原稿を渡そうと考えた。
僕が描いた原稿は2本で全58ページ。原稿全部をスキャンし直し、トーンも新しく全部貼り替えた。
 なんとか新バージョンの原稿が完成した。しかしここで問題が起きた。新しい原稿を使うとなると、新しい版を作らなければならない。その場合、余分にお金がかかってしまう。
 そこで版元に相談したところ、ここの出版社では原稿と写植を別々の版に分けてあるので、写植はそのままで原稿を差し替えればすぐに新しい版として使えるということだった。流用して使えるので、新たに料金は発生しないとのことだった。助かった(^^)。

 「零戦撃墜王列伝」の見本を見ると、線は生原稿に近い、僕のイメージ通りの濃さになっていた。細かい斜線もちゃんと出ていたので、「激空ラバウル航空隊」の時の原稿とはまるで違うものように見えた。フォトショップとコミックスタジオの使い方にも慣れてきたので、やっと自分のイメージに近い仕上がりを調整することができた。

 「零戦撃墜王列伝」は書店やコンビニで420円発売中です。
 ネット注文もできます。「セブンアンドワイ」なら、本の受け取りを近所のセブンイレブン指定にすれば
本の定価のみで送料は無料になります↓。
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/07213705
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