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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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 去る7月28日、埼玉県立近代美術館で開催されている「ウルトラマンアート!展」に行く。この展示会は、ウルトラマンやウルトラセブンの撮影で使われた着ぐるみや模型(レプリカもあり)、制作資料などが展示されている。

 昼1時にJR武蔵野線の南越谷駅に集合した。僕以外のメンバーは高校時代の先輩2人、そしてウルトラセブンの助監督、監督を担当した安藤達己監督だ(監督作は第47話「あなたはだぁれ?」)。
 当時の現場にいた人と一緒に展示会を行くというのは何とも不思議な感じだ(^^:)。

 JR京浜東北線の北浦和駅で降りた。駅から少し歩くと公園があり、その奥に埼玉県立近代美術館はあった。


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 上の写真は展示会でもらったチラシ。チラシにある展示物がいっぱいで、特撮ファンなら心を奪われるものばかりだった。
 会場をながら安藤達己監督が展示物にまつわる話をしてくれた。現場にいた人ならではの裏話も聞けてとても楽しかった。
 展示物で圧巻だったのが、壁一面の額に納められていた、ウルトラマン&ウルトラセブンの撮影当時の台本の実物だった。その大部分が実は個人所蔵のものだった。その持ち主とは、ウルトラマンの初代スーツアクターでありウルトラセブンではアマギ隊員だった、俳優の古谷敏さんだった。とても45年前の物とは思えない新品同様の綺麗さだった。多分相当プレミアが付くと思われるクオリティだった。
 安藤達己監督は、当時の台本は引越しの際に無くしてしまったらしい。今台本を持っていたら相当値が付いていただろうなと笑っていた。

 夕方、展示会を出て電車で帰った。JR武蔵野線の南越谷駅で電車を降りたら、ホームがメチャメチャ混んでいた。どうやら隅田川の花火大会を見に行く人たちの混雑らしい。浴衣姿の人が多かった。
 僕らが混雑に流されていたとき、僕らに声をかけてきた人がいた。見た目は20歳前後、中国人の留学生らしい女の人だった。その人はノートを広げて書かれている中国語を指を差し、駅の乗り換えについて聞きたがっていたようだった。
 実はJR武蔵野線の南越谷駅は、線路が直角に交差した東武伊勢崎線の新越谷駅と隣接している。路線図を見ると、2つの駅が合体して1つの駅み見えるように表記されていることもある。しかし2つの路線はそれぞれ別会社なので、乗り換えには一旦改札を出て乗り換え先の駅の改札まで行かなければならない。結構複雑な造りになっているので日本人でも戸惑う人が多い、。外国人なら尚更だろう。
 僕は人ごみに流されながらも、線路が交差しているからということを何とか説明した。伝わったかどうか怪しかったが、中国人の女の人は礼を言って去っていった。
 「伊原くん、冷たいなー」
 人ごみの後ろのほうから安藤達己監督が声をかけてきた。
行く方向がじなんだから、一緒に行きましょうと言えばよかったんじゃないのー?」
 僕はハッとした。まさに安藤達己監督の言う通りだった。混雑の中で必死に説明しなくても、一緒に行けば確実に間違いなく中国人の女の人を案内できたはず。なぜそんなことに気が付かなかったんだらう?。
「外国人や私みたいな老人には親切にしないとダメだよ」
と安藤達己監督は付け加えた。

 現在、安藤達己監督は、フィリピンに生息するタカの保護運動をしていて、年に数回外国に行っている。外国人と接触する機会が多いので、外国人への対応をよくわかっていたために僕に苦言を呈したのだろう。
 僕は人への対応を無碍にしないように心がけているつもりだったが、安藤達己監督から見たら僕はまだまだだということなんだろう。反省!(^^:)。


 安藤達己監督のブログ「タカを救う会インジャパン代表 安藤達巳がつづるブログエッセイ」↓
http://blog.takanokai.jp/ando/
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無題
伊原君、本当に暑い日だったね。それにしても会場が公園の中にあり、その立派なこと!日本はヤッパリ金持ちなのかなぁ(笑)。展示されていたホーク2号は撮影に使われた物だったのは一寸、驚きだった。当時の台本も良く集めたもんだ!
あの日は電車も込んでいたねぇ。
あの中国人、前を歩いていたから、間違いなく乗り換えられたと思うよ!
同じ方向に行くなら”後に付いておいで!”と、言ってあげると、相手は一番安心するよね。地図片手に電車を探すって結構大変だもの。都心に出掛けるそんな外人に良く出会うけど、時間があれば丁寧に説明するか、近くなら連れていってあげるのが、もう習慣かなぁーー外国にいく時は不慣れな日本人に入国カードを書いてあげたり、迎えが空港の外に来てると言われれば、迎えの人と会えるまで面倒を見てあげます。お互い様!だもんね。
そんじゃ、また!
Posted by 安藤達己 URL 2012.08.12 Sun 08:21 編集
無題
 その節はお世話になりました。撮影当時の小道具を見ながらの安藤監督の解説、とても楽しかったです。

 中国の女の人については、ちょっと配慮が足りていませんでした。
 道を尋ねられたら親切に話すことはいつも心がけてはいたのですが、外国の人に尋ねられるということがほとんど無かったので、外国の人相手だと、いつもとちょっと勝手が違っていました。

 安藤監督の話を聞いて、なるほどと思いました。経験が無かったとはいえ、僕はまだまだですね(^^;)。
Posted by たつや 2012.08.16 Thu 21:32 編集
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