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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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 し(変換不能)逆契約者ファウスツ

 星野泰視・著、講談社刊。
 週刊少年マガジン連載中

 (ストーリー)

 数学界の最高峰「フィールズ賞」の候補に挙がっている天才少年、田宮六登は難病を抱えていた。
 長野県の山奥にある病院の要請により、田宮はそこで治療を受けることになった。
 病院は、神父が院長、修道女が看護士を勤めている奇妙な所だった。
 この病院には、田宮の他にも難病を抱えた各分野の天才が大勢入院していた。彼らは「聖書の会」に所属し、そこでは毎日、ある「本」の解読の研究が行われていた。
 解読が成功すれば「不死」の力が得られるということだった・・・。

 「哲也 雀聖と呼ばれた男」の星野泰視先生の新作が現在週刊少年マガジンで連載され、単行本第1巻が出た。
 「哲也 雀聖と呼ばれた男」もそうだったけど、星野泰視先生の作品は独特の「キナ臭さ」があって大好きだ。しかも今回の新作はタイトルにもあるように、ゲーテの「ファウスト」がモチーフになっている。
「魂と引き換えに望みが叶う」と悪魔と契約するアレだ。
 謎の言語で書かれている「本」はなかなか解読が進まない。だが明日をもしれぬ命の「聖書の会」のメンバーは、解読をしなければ自らの命を救う術は無い。このギリギリ感がスリリングだし、本の謎解きのギミックも素晴らしい。「本」の存在が人類史に大きな影響を与えているというスケールのデカさも魅力だ。少年誌なのにこんなダークなサスペンス物を掲載しているなんて、講談社ってなんて懐が深いんだ!(^^;)。
 ただ週刊少年マガジンは「ネギま!」や「はじめの一歩」など陽のイメージの漫画が目立つので、その中でダークなサスペンス物はちょっと浮いている感じもする。読者のウケはどうなんだろうか?最近掲載箇所が後ろの方になっているのも気になる。
 面白くて僕が好きな漫画なんだから、打ち切りにならないでくれっ!(熱望)。
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