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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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 去る4月18日、地元・埼玉県八潮市、八条にある大経寺へ行ってきた。
 大経寺には円空が彫った千手観音像が祀られている。
http://www.tesshow.jp/saitama/souka/temple_hachijo_daikyo.html

 円空は江戸時代前期の仏師であり、諸国を行脚して12万体の仏像を彫ったと言われている(現存するものは約5350体らしい)。手塚治虫先生作「火の鳥 鳳凰編」の我王のモデルとされている。(ウィキペディア↓)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E7%A9%BA

 
 大経寺にある円空の千手観音像は、子年と午年の「4月中旬の5日間」だけしか一般公開されないので、この間を逃すと次の公開まで6年待たなければならない(^^;)。まさに秘仏といえる。
 今回の公開は4月14日~18日だった。僕は最終日の18日に行ってきた。

 観音堂に入ると、そこに秘仏はあった。



 写真では判りづらいかもしれないけど、この千手観音像、高さが2m43cmある。デカッ!(^^;)。



 近くに寄ってみる。その大きさがよく判る。どうやら千手観音像では最大の円空仏らしい



 円空仏最大の特徴は、仏様の素朴で穏やかな表情にある。まさに「アルカイック・スマイル」だ。
 円空の功績は、誰でも気軽に仏像を拝められるように素朴な彫りで大量に作ったことである。つまり仏像の量産化だ。これは全て「民のため」に彫られたものなので、僕は宗教として一番正しい形だと思っている。
 その円空仏は彫りの見事さから現代では「芸術品」の扱いになっている。円空が望んだ形ではないかもしれないけど、そのおかげで現在も残っているというなんとも皮肉な形になっている。

 僕は最近、別件で円空仏について調べていたところ、地元に円空仏の千手観音像があることを初めて知った。まさか地元にこんなスゴイ円空仏があるなんて夢にも思わなかった(^^;)。しかも午年の公開日間近だったので、これを逃したらあと6年待つハメになるところだった(^^;)。
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