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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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 昨日は高校時代の友人達とカラオケに行った。カラオケ屋はゲームコーナーなどがある大型のアミューズメントで、カラオケの機械も最新のものが入っていた。
 最近のカラオケは1曲歌い終わると画面に「消費カロリー」が表示される。どうやらこれはこの歌を歌うとこれだけカロリーが消費されるという目安だけでなく、歌い方、勢いでも消費カロリーの数値が変わるらしい。
 一昔前までは歌唱力を採点する機械だった。そう考えるとカラオケも、常に様変わりして進化しているようだ。

 今日の朝食時、「一昔前の、歌唱力を採点する機械」で家族の話題になった。
 ウチの母親は先月、町内サークル一同で旅行に行ってきた。そこで夜はカラオケ大会が始まったという。
 旅館にあったカラオケの機械は「歌唱力を採点する」タイプだった。母親達はこぞって歌い、自分の歌の採点数に一喜一憂したという。
 「歌唱力を採点する機械」といっても、歌の上手さを正確に機械が判断するわけじゃない。機械が設定している音程レベルから外れなければ、それは「上手い歌」と判断されて高得点が出る
 サークルのメンバーは全員60歳代。機械について詳しい世代ではない。中には歌がものすごく上手い人もいるが、自分独特の節回しで歌ったり、マイクを近づけたり遠ざけたりするので、機械にとっては「外れた歌」と判断されて低い点数にしかならなかったりする(^^;)。歌自体は魅せるレベルで上手かったりするので、歌った本人も周りの人もその点数に納得できなかったようだ。その場の空気が「ざわっ」となったという(^^;)。
 また歌が下手な人でも、機械の設定レベルからそれほど外れなければ高得点が出ることもある。今回のカラオケ大会では、歌が上手い人が低得点で、歌が下手な人が高得点が出たらしい(ざわっ^^;)。
 歌が上手い人はプライドが傷付けられ、下手な人はまさかの高得点で、自分が評価されたと思い有頂天になったという(^^;)。しかも厄介なのは、この下手な人は自分が音痴だということを全く自覚していないらしい。歌の上手い人よりも高得点を取って有頂天に・・・てゆーか、まさに図に乗った態度になったらしい(^^;)。
 その態度があまりにも顰蹙モノだったので、その場の雰囲気も「ざわっ」となり、そうとうギスギスしたものになったらしい(^^;)。周りの皆は「次にあの人が歌う番になったら、皆でトイレ行くフリして出ていっちゃおう」という話になった。
 歌の下手な人の番になり、1人、また一人とトイレへ行くと言って外に出て行って、ウチの母親一人が客席に残された。この歌の下手な人はウチの近所であり、ある程度親交もあったので、母親も出て行きたくても行けなかった(^^;)。
 この下手な人の歌を、ウチの母親は一人で聴かされるハメになった。ジャイアン・リサイタルを一人貸切で味わっているようなものだ。
 母親の話を聞いて、僕は何だか涙が出てきたよ・・・(T_T)。

 サークルの親睦を深めるための旅行のはずなのに、なんで60歳を越えるイイ大人がこんな大人気ないことになるのか(^^;)。本当に罪なカラオケだ。
 母親の話を聞いて思った。最新のカラオケ機械が「歌唱力採点」から「消費カロリー表示」になったのは、進化ではなくこんな諸問題が多く起きているからでは・・・・?。
 と考えると合点がいく(^^;)。
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