忍者ブログ
徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 数日前の話になるけれど。
 コンビニに入った時、入口近くのスポーツ新聞のコーナーに目がいった。その中の1つの新聞の1面にデカデカと臼井儀人先生の死亡記事が出ており、なんと臼井儀人先生の姿が出ている写真が載っていた。写真はコンビニの監視カメラっぽく、斜め上から見下ろした構図だった。
 僕は慌てて目線を外した。写真は画質が粗めだったおかげで僕は臼井儀人先生の姿をハッキリ見ないで済んだ。

 臼井儀人先生は、自分が写っている写真を世間に公表していない。これは先生が照れ屋だとか、「クレヨンしんちゃん」の読者の夢を壊したくないからとかの理由でのことらしい。出版社もそれを承知して先生の顔写真を一切公表しなかった。それが先生が事故で亡くなったとたん、心無い新聞社によって先生の写真が公表されてしまった。
 死んだ人間には人権が無いってことなのか?確かに新聞ってそういうことがある。事件の加害者の写真は出ないが、死んだ被害者の顔写真は出ることがある。臼井儀人先生も死んでしまったら人権が無くなってしまうのか?臼井儀人先生が顔写真を出したくないと言っていても、先生が死んでしまえばそれは反故にしてもいいと思っているのか?
 そりゃあ先生の顔を見てみたいという気持ちはある。しかしそれは先生が存命のうちで、先生の許可があった場合だ。先生が不慮の事故で亡くなってから公表されたものは先生の意志に反することだ。そんな時に先生の顔写真を見るということは、僕も先生の意志を踏みにじることに加担するということだ。それは同業の漫画家であるというだけでなく、人としてダメだろ。だから僕は、今後に先生の顔写真がどれだけ公表されようとも絶対に見るようなことはしない。

 それにしても糞ジャーナリズム極まれりだな。ま、そうでもしないと三流スポーツ新聞など全然売れないんだろうけどよ。新聞を売るためなら、一人の漫画家の意志など踏みにじってもいいと思っているんだろうな、この手の輩はよ。
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
E-Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
TrackbackURL:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
(04/16)
(04/15)
(04/06)
(03/03)
(03/03)
(08/10)
(01/16)
(01/14)
(10/28)
(10/28)
最新TB
プロフィール
HN:
伊原 達矢
HP:
性別:
男性
職業:
しがない漫画家
バーコード
ブログ内検索

Template "simple02" by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]