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上のイラストは、安彦良和先生直筆の鉛筆イラスト生原稿(下の2枚はコピー)。
これは23年前、僕が高校3年生の時に安彦先生から直接手渡しで頂いたもの。失くさないように大事に保管していたが、いつの間にか紛失していた(^^;)。
最近、隣町に住んでいた弟がマンションを引き払い、実家に住むようになった。弟が引越し荷物を整理していると、僕に話しかけてきた。荷物の中に覚えのない「筒状の賞状入れ」があり、その中にどうやらイラストが入っているようなので、これは兄貴(僕)の物じゃないか、と。
中を見ると入っていたのがこの安彦先生の生原稿!(^^;)。確かに失くさないようにと賞状入れの中に入れておいたのを思い出した。しかしこれが何故弟の荷物に紛れ込んでいたんだ?。なんかのめぐり合わせで弟の手に渡ったというのか?。でもイラストが無事だったのでホントによかった!(^^;)。
しかしイラストが入っていたのは僕の中学の時の卒業証書入れ(^^;)。イラストは入っていたが何故か卒業証書は入っていなかった。何処へ・・・?(^^;)。
安彦先生からイラストを頂いたのは、とんだ経緯があった(^^;)。
23年前、僕は高校3年生の時に漫画研究部に所属していた。その中に「安彦マニア」の同級生の友人がいた。
安彦先生は当時、TVシリーズ「巨神ゴーグ」に携わっており、独自で「九月社」という制作プロダクションを所沢に立ち上げていた。その時期、アニメ雑誌に「九月社」のスタッフ募集の告知があった。そこには「九月社」の住所も記載されていた。
それを目ざとく見つけた安彦マニアの友人が、「安彦さんに会いに行くぞ!」と立ち上がった。僕はアポイントも取らずにいきなり行くのは迷惑なんじゃないかと思ったけど、「安彦さんに会う」という誘惑に勝てず、友人と僕の2人で行くことになった。若気の至りとはいえ自分の行動が恐ろしい(^^;)。
電車を乗り継ぎ所沢に到着、僕と友人は住所を確認しながら「九月社」を目指した。そして住所の場所に到着した。目の前にはマンションの扉、その扉の向こうには憧れの安彦良和先生がいる!。そう思うと僕と友人の緊張はマックスに高まった!(^^;)。
勇気を振り絞りインターホンを押した。中から人が出てきた。安彦先生ではなく、スタッフらしき人だった。その人に安彦先生に会いに来た旨を伝えた。そしてその人は部屋の中へ戻った。
少し間があった後、中から別の人が出てきた。その人とはなんと・・・・安彦良和先生その人!。
僕と友人は先生に会えたことの喜びを安彦先生に伝えた(と思う。パニクッてて記憶が曖昧^^;)。すると安彦先生は、会いに来てくれることは嬉しいけどスケジュールがあるからアポ無しはやっぱり困ると言った。当然だ。それは前もって判っていたはずなのに誘惑に負けた自分が浅はかだった。
そんな僕らに、安彦先生は直筆イラストにサインを入れてプレゼントしてくれた。それは「これあげるから、お願いだから帰って」という意味だ。門前払いということだ。それでも、こんな失礼極まる高校生に対し真摯に対応してくれてしかもイラストまで頂けるなんて・・・!安彦先生の懐の深さを垣間見た。
イラストとはいっても、「巨神ゴ-グ」のキャラクターのラフスケッチ。メモ描き程度の物だ。それでも安彦先生直筆のものだし、ラフとはいえ、これを手に入れられるのはスタッフや関係者しかいないだろうから、一般のファンが手に入れられるシロモノではない。それを頂けるのは正に幸運!。安彦先生、その節はホントーに失礼しました。深く反省しています(^^;)。
イラストは全部で4枚、それを2人で分けることにした。ジャンケンをして勝った時に自分の好きなイラストを1枚選ぶ。それを1人2枚手にするまで続ける。
2枚の生原稿をコピーし、そのコピーを相手に渡す。相手からもコピーをもらう。これでそれぞれ生原稿2枚とコピー2枚持つことになる。それで2人とも4種類のイラストをコンプリートすることになる。
そしてそのイラストと23年ぶりに対面した(^^;)。懐かしさと同時に、安彦先生に対して行った不始末のイヤな記憶も甦ってきた(^^;)。
そういえば友人は安彦先生のイラストをまだ持っているだろうか?長い間、音信不通になっているので確認のしようが無いな・・・(^^;)。
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