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夜中、テレビで秋放映の新作アニメ製作現場のレポートをやっていた。
広いオフィスの中でアニメーター数人が原画を描いていた。大抵のアニメーターはヘッドホンで音楽を聴きながら作業をしている。そのため数人のアニメーターがオフィスにいるにもかかわらず、仲間同士の会話は無い。BGMも流れていないので、見事なまでの静寂の中で黙々と作業が続けられている。
漫画家でプロダクション形式で仕事をしている場合は、同じ部屋の中で数人のスタッフで絵を描く事になる。多くの漫画家プロダクションの場合、机の並びは皆、向かい合わせになっている(絶対とは言えないが、僕が手伝いに入った幾つかの仕事場はそうだった)。小学校の給食時間、班ごとに固まって机を並べるのと同じ感じだ。正面を見れば必ず人がいるので、仕事中は会話も結構ある。これは原稿を分担制で手がけるので、各人に指示がしやすいようにという配慮もあるが、適度な会話がある事で仕事が飽きないようにするためでもある。
仕事に集中して会話が無い時があっても、ラジオを常に流しているので、無音の状態が殆ど無い。同じ部屋の中で複数スタッフで絵を描くという点ではアニメーターと共通だけど、「音」に関してはこれだけの違いがある。
アニメーターの場合は、動画机と呼ばれる特殊な机の構造上、仲間同士で机を向かい合わせで並べる事が出来ない。机の前面には棚が一体化しているので、向かい合っても相手の顔が見えないからだ。大抵、隣合わせか背中合わせになる。そうなると顔を上げても相手が視界に入らないため、会話がしにくいのかもしれない。それに喋っていると仕事の効率が落ちるのかもしれない。
アニメの製作現場はテレビでしか観たことが無いので、実際の現場がどうだかは判らないけど、それでもテレビのように「静かな現場」が多いんだろうなと感じた。
もし漫画家プロダクションが、アニメ製作現場のような机の並びで無音状態だったら・・・?う~ん、無音状態の経験が無いから仕事がやりにくいかも(^^;)。
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