徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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昨日、金町に行った時にたくさん写真を撮ってまわったので、それをアップしていきます。
JR常磐線金町駅から線路を亀有方面に向かうこと約200メートル、そこには三菱製紙中川工場跡地がある。
三菱製紙中川工場は大正時代に設立された。敷地面積は約17ヘクタール、この広大な土地に巨大な工場が立ちならび、我が国の工業の発展に大きく貢献していた。
しかし平成不況により工場は閉鎖。その広大な土地にはマンションが建ち並んでいくという。
工場が閉鎖された今でも、その名残はまだ残っている。写真は煉瓦造りの倉庫。ネットで調べたところ、1917年の設立当初からあるらしい。実に90年モノだ。その威風堂々とし佇まいは歴史の重さというものを感じさせる。だが悲しいことに、この倉庫に落書きをした愚か者がいる。ここは周りが高い塀で囲まれているが、それをわざわざ乗り越えて入ってきて、スプレー缶で倉庫に落書きをしていく。
落書きをした者はこの倉庫の歴史的価値を感じたことが無いのだろうか?まさかと思うけど、この落書きをしたのは金町の地元の人間じゃないだろな?ここは近代日本の工業化に大きく貢献してきた由緒ある工場だ。地元の誇りでもあるはずだ。平成不況で工場が閉鎖され、もう国のために働くことができない哀しさを踏みにじる行為はしていけないはずだ。
三菱製紙中川工場には、煉瓦造り倉庫の他にもモニュメント的な遺物がある。その名も「地球釜」。
「地球釜」とは、紙を製造中に出た屑パルプなどをドロドロにして、また紙を作れるようにする釜だ。釜といっても、直径約4メートルほどの球型した巨大な機械だ。
それが煉瓦造り倉庫の横に設置され、夜になるとライトアップをされるほど、モニュメントとしての扱いを受けていた。
以前、TBSラジオ「伊集院光日曜日の秘密基地」の番組内でも「謎の鉄球」として取り上げられたことがあった。見かけがSFチックなので、「地球釜」を見て驚く人が多い。
「地球釜」を撮影しようと思ってデジカメを構えたところ、「地球釜」が無いのに気がついた。いつもなら写真の中の看板の側にあるはずなのが、それが無い。まさか処分されたのか・・・?
しばらく探していると、「地球釜」は意外なところにあった!「地球釜」は以前の場所から約200メートルほど離れた住宅地寄りの方に移動していた。
1番近づける場所から最大望遠で撮影した。
よかった。捨てられていないでよかった。
この釜は二度と動くことはない。永いことそこに置かれ、赤錆を身に纏うようになった。もう何も語らず、ただただ朽ちていく。松本零士先生の戦場漫画シリーズ「ザ・コクピット」の中の「鉄の竜騎兵」のような哀しさがそこにある。
JR常磐線から「地球釜」を撮影した動画を発見した。21秒後に「煉瓦造り倉庫」、24秒後に「地球釜」が出てくる。半年くらい前までは、この位置に「地球釜」はあった。
おまけ
煉瓦造り倉庫の横、JR常磐線高架下にあった落書き。
「鉄人28号」が描かれている(^^)。これが結構デカい。2メートルぐらいある。
僕は基本的に落書きは嫌いだが、これにはちょっと感心させられてしまった(^^;)。
「金町」の西側には「亀有」、南側には「柴又」がある。メジャーな土地に囲まれる中で、「金町」は今ひとつ知名度が低い。でもこうやって歩いていると、結構面白いものに出逢える。ビバ、金町!。
JR常磐線金町駅から線路を亀有方面に向かうこと約200メートル、そこには三菱製紙中川工場跡地がある。
三菱製紙中川工場は大正時代に設立された。敷地面積は約17ヘクタール、この広大な土地に巨大な工場が立ちならび、我が国の工業の発展に大きく貢献していた。
しかし平成不況により工場は閉鎖。その広大な土地にはマンションが建ち並んでいくという。
工場が閉鎖された今でも、その名残はまだ残っている。写真は煉瓦造りの倉庫。ネットで調べたところ、1917年の設立当初からあるらしい。実に90年モノだ。その威風堂々とし佇まいは歴史の重さというものを感じさせる。だが悲しいことに、この倉庫に落書きをした愚か者がいる。ここは周りが高い塀で囲まれているが、それをわざわざ乗り越えて入ってきて、スプレー缶で倉庫に落書きをしていく。
落書きをした者はこの倉庫の歴史的価値を感じたことが無いのだろうか?まさかと思うけど、この落書きをしたのは金町の地元の人間じゃないだろな?ここは近代日本の工業化に大きく貢献してきた由緒ある工場だ。地元の誇りでもあるはずだ。平成不況で工場が閉鎖され、もう国のために働くことができない哀しさを踏みにじる行為はしていけないはずだ。
三菱製紙中川工場には、煉瓦造り倉庫の他にもモニュメント的な遺物がある。その名も「地球釜」。
「地球釜」とは、紙を製造中に出た屑パルプなどをドロドロにして、また紙を作れるようにする釜だ。釜といっても、直径約4メートルほどの球型した巨大な機械だ。
それが煉瓦造り倉庫の横に設置され、夜になるとライトアップをされるほど、モニュメントとしての扱いを受けていた。
以前、TBSラジオ「伊集院光日曜日の秘密基地」の番組内でも「謎の鉄球」として取り上げられたことがあった。見かけがSFチックなので、「地球釜」を見て驚く人が多い。
「地球釜」を撮影しようと思ってデジカメを構えたところ、「地球釜」が無いのに気がついた。いつもなら写真の中の看板の側にあるはずなのが、それが無い。まさか処分されたのか・・・?
しばらく探していると、「地球釜」は意外なところにあった!「地球釜」は以前の場所から約200メートルほど離れた住宅地寄りの方に移動していた。
1番近づける場所から最大望遠で撮影した。
よかった。捨てられていないでよかった。
この釜は二度と動くことはない。永いことそこに置かれ、赤錆を身に纏うようになった。もう何も語らず、ただただ朽ちていく。松本零士先生の戦場漫画シリーズ「ザ・コクピット」の中の「鉄の竜騎兵」のような哀しさがそこにある。
JR常磐線から「地球釜」を撮影した動画を発見した。21秒後に「煉瓦造り倉庫」、24秒後に「地球釜」が出てくる。半年くらい前までは、この位置に「地球釜」はあった。
おまけ
煉瓦造り倉庫の横、JR常磐線高架下にあった落書き。
「鉄人28号」が描かれている(^^)。これが結構デカい。2メートルぐらいある。
僕は基本的に落書きは嫌いだが、これにはちょっと感心させられてしまった(^^;)。
「金町」の西側には「亀有」、南側には「柴又」がある。メジャーな土地に囲まれる中で、「金町」は今ひとつ知名度が低い。でもこうやって歩いていると、結構面白いものに出逢える。ビバ、金町!。
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