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飲酒運転による事故が、連日ニュースを賑わしている。
ドライバーの無自覚、起きた事故の悲惨さ、被害者感情を考えれば、加害者に対する処置を厳罰化しようという動きが出てくるのは判る。しかし、これだけでは、事故を減らす事は出来るかもしれないが、根絶させるのには難しい気がする。
大抵、飲酒運転の場合は、車に乗る前から酒を飲んでいるので、酔って気分が大きくなっている状態なのだから、事故を起こした場合の事などに頭が回るワケが無い。随伴者がいなければ、「このくらいなら大丈夫!」といって誤った自己判断で、つい乗ってしまう不心得ものもいるだろう。
酒が全く飲めない僕から見ると、車を運転するというのに何故飲むか?と思うが、飲む人はホント当たり前のように飲むんだね(^^;)。飲んで車を運転すると、どんなに危険な事かと判っていても、「でも、たったこれだけの量だったら・・・」とヘンな自己判断をして正当化しようとするんだよね。
テレビのニュースで飲酒運転の取り締まりシーンが流れていた。
息を検査された運転者がアルコールの数値で引っかかって、「えっ!?」と驚いていた。
運転手「こんなんでダメだと言われたら、どうしたらいいか判らんわ」
・・・どう思う?なんか根本的なところで間違っていないかな?(^^;)。飲酒運転がダメだとは判っているけれど、こういう意識の人が多いんだろうね。
ドライバーの意識がこんなんじゃ、いくら処置の厳罰化をしても飲酒運転を減らすのは難しいよね。ドライバーの意識変革を促すのはとても大事なことなんだけど、こと飲酒運転に関しては「酔っ払いには何言ってもダメ」って事なんだろうなぁ。
そこで「車」そのもののハードウェアの方に、飲酒運転をブロックするという考えが出てきている。具体的に言うと、車の中にアルコール測定器が付いていて、そこに息を吹きかけてアルコールが検出されるとエンジンがかからないシステムというものだ。
実はこれは、スウェーデンですでに実用化されている。シートベルトに測定器が付いていて、そこに息を吹きこんでアルコールが検出されなければエンジンのロックが解除されるというものだ。スゲー、カッチョイーッ!。
これが法律で義務化になる動きがあるようなので、これが施行されれば飲酒運転は激減するだろう。日本でもそういう風にならないかなぁ。
このシステムが普及しても悪知恵を働かせてインチキするヤツも出てくるんだろうね、酒を飲んでいない別人に息を吹きかけさせてロックを解除させるとかね。それを防ぐために、発覚した場合はさらに厳しい処罰を与えるとかね。事故を起こせば当然重罪、事故を起こさなくとも前科が付くとか。それに別人に息を吹かせたのがわかったら、共犯者として処罰されるとか。システムと法律をセットにして飲酒運転を防げばいいと思うんだけどね。
これってよく考えると「人間を信頼しない」って事で成り立っているんだよね。悲しい事だけど。
でもこれで「飲酒運転」なんて下らないことで、人が死んだり、人生棒に振ったり、悲しみ続ける人が減ると思えば、人間性がどーのこーのと問う必要も無いと思うけどね。
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