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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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10-01-29.jpg  「ライ麦畑でつかまえて」の作者、J・D・サリンジャー氏が亡くなった。91歳、死因は老衰らしい↓
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_27586
 「ライ麦畑でつかまえて」が発表されたのが1951年。その数年後にJ・D・サリンジャー氏は世間と断絶するように隠遁生活に入る。1965年「1924年ハプワス16日」を発表したのを最後に、新作を一切発表しなくなった。
 約50年も人前に出ないので、消息がわからず、たまに著作の出版に対する抗議で名前が出ることで生存が確認できるというレベルなので、サリンジャーの情報というのはなかなか伝わってこなかった。もう歳だろうから亡くなったのかなと思っていた時に、今回の「サリンジャー氏死亡」のニュースが飛び込んできた。91歳ぁ・・・世間と接触せずにここまで生き続けるというのはどんな気分なんだろう?(^^;)。

 写真は、僕が持っている「ライ麦畑でつかまえて」(白水社刊、野崎孝・訳)。初版は1984年だけど、僕が持っている本は第30刷の1989年発行の物。これを買った時も確か1989年だったと思う。今から約20年前の本だ(^^;)。
 当時僕は23歳。若造として読んだにしても、本の感想は「気持ちは判らなくもないけど、青臭いな」というものだった。
 この本がアメリカ文学だからか?23歳の若造とはいえ、僕は本の主人公よりは歳をくっているから、認識のズレがあるのか?それとも僕の読解力が拙いのか?例えていえば、「中2病」的な「欺瞞への不満」を声高に外に向かって攻撃的にぶつけるというのが僕にとっては「青臭く気恥ずかしいもの」に映った。
 僕は「中2病」的なものが嫌いなわけではない。むしろ人が成長するために必要な「通過儀礼」だと思っている。しかしそれを露骨に外部発信することにちょっと抵抗感がある(^^;)。それがこの本を読んだ時にむず痒く感じるところだ(^^;)。
 それでは、今になって読み直してみたらどう感じるだろうか?この本を初めて読んだ時から20年、43歳の僕はこの本をどう受けとめるのか?久し振りに読み直してみようと思う(^^;)。

 僕が持っているこの本は、なんと「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」にも登場する。「笑い男」事件を追っているトグサが事件の関連性を調べるために「ライ麦畑でつかまえて」の本を読んでいる。カバーデザインがまんま同じだったのでビックリした(^^;)。僕の本は1989年で第30刷だったけど、2030年の世界ではどれだけ版を重ねていることだろうか?(^^;)。
 「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」にはサリンジャーネタが随所に盛り込まれている。「ライ麦畑でつかまえて」以外にも、「笑い男」も作品名だ。街中の看板にも「バナナフィッシュ」と書かれたものがある。
 「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」を絡めて「ライ麦畑でつかまえて」を読めば、また違った楽しみ方が出来るかもしれない(^^;)

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