来訪者 2007.05.04 Fri 22:12 | 雑文

　高校時代の友人がウチに遊びに来た。友人とは漫画研究部で一緒だった。
　友人は息子を連れて来た。息子は高校一年生。なんと僕の母校に入学し、漫画研究部に入ったという（＾＾；）。れっきとした「後輩」だ（＾＾；）。
　友人の息子は趣味で漫画を描いているという。今日来たのは遊びついでに僕に原稿を見てもらおうとの事だった。漫画は、「スターウォーズ　エピソード３」を観て触発されて自分アレンジにして描き下ろされたものだった。キャラクターはアニメキャラっぽいデザインになっていて、随所にコメディタッチのシーンがある。映画ストーリーに近い「トリビュート物」だった。
　原稿は大部分が下描きのままで数枚だけペンが入っている。完成原稿という訳ではなかったが、圧巻なのはそのそのページ数。ノンブルが打ってなかったので正確な枚数は判らなかったが、ざっと見て１５０ページはある！（＾＾；）。しかも最初から最後まで一定のクオリティを保っており中ダルミが無い。聞いてみると、描いていくうちにだんだんノッてきてどんどん枚数が増えていったとのことだった。ノッて描いているのだからクオリティが落ちるはずが無い。しかも最終ページにはエンドマークが入っている。これは物語がちゃんと完結していることを意味している。まだ下描きだけとはいえ１５０ページの原稿を話を完結させて描き上げているのにはビックリした（＾＾；）。アマチュアの場合は話が整理出来なくて未完のまま作品を放り出してしまう傾向が多いが、１５０ページの作品を完結させているのはものすごい集中力だ（＾＾；）。原稿を見てもらいたいと言われた時は、２、３０ページの原稿が1本あるぐらいかなと思っていたので、これには度肝を抜かれた（＾＾；）。
　絵はまだ発展途上ではあったが、熱情はプロにひけを取らない。いや、スカ絵を平気で雑誌に載せるどこぞのプロにも見習ってほしいぐらいだ（＾＾；）。
　荒削りだけど、こういう熱情に触れるのは嬉しい。自分も触発されるしね。