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まさかmixiニュースに自分の名前が出るなんてね(^^;)。しかもこの本がこんなに注目度が高かったなんて思いもよらなかった(^^;)。
「萌え」の専門ではない僕が著者の一人として担当した「萌え」の本、12月24日発売、よろしくね!(^^;)。
僕が今やっている、「いろんな種類の女性の服を描く仕事」、これは編集部から送られてくるファッションのリストを元に描いている。リストに挙がっているファッションを次々描き倒し(^^;)、あと数点のファッションを描けば終わりというところまで来ていた。
しかし今回、リストのとある項目を見て「?」となった。そこには、アルバイトのコスチュームのところで、「飲食店店員(サロンをつけているかんじ)」とあった。
・・・・・サロンって、何だ・・・!?(^^;)。服の一種であることは間違い無いだろうけど、どんな形のものなのかが全く想像がつかない。
「サロン」と打ち込んで検索してみた。いろいろな服は出てくるものの、これが「サロン」だと該当する情報が全く無かった。他にもキーワードを打ち込んでみたけれど、いろんな服は出てくるものの、どれが「サロン」なのかが全く判らない。
しかも「サロン系」というファッションが出てくるものの、それらしい服が出てこないばかりか、男物のファッションだというオチまで付いてくる(^^;)。
仕方なく、編集者に連絡してみた。その編集者が言うには、下半身のみのエプロンで四角いデザインのものを「サロン」と呼ぶらしい。これは編集者が昔、飲食店でアルバイトしていたときに、仕事の中でこのエプロンが「サロン」と呼ばれていたらしい。それをそのままリストに書き込んだということだった。
試しに「サロン エプロン」と打ち込んで画像検索をしてみた。するとパソコン画面いっぱいに、四角いエプロンの画像が無数に現れた(^^;)。
どうやら、下半身のみの四角いエプロンのことを「サロンエプロン」と呼ぶらしい。
「サロン ファッション」「サロン 服」と打ち込んでも検索で出ないワケだ・・・(^^;)。
女性のファッションを描く仕事、またややこしいファッションを描かなければならない(^^;)。
僕は女性のファッションに疎い。だから例えば「フェミニン系」を描けと言われても、何のこっちゃ?という感じだった。そのためファッション1つ1つをいろいろと調べて描かなければならない(^^;)。
ファッションに疎いだけに、逆にどのファッションも僕にとっては新鮮なので、とても勉強になる。
ただ、たまに、どう描けばいいんだと思うファッションに出くわすことがある。今回は2つある。
まず1つは「ギャル系」。僕の興味から1番遠いファッションだ(^^;)。ファッションとしては派手めで特徴が強いので、描く時にポイントを掴みやすいが、ここで一つ問題が。作例を描く時に、「萌えキャラ」で描かなければいう縛りがある(^^;)。
「ギャル系」ファッションは、マスカラやアイラインで目の輪郭を濃くし、ある程度唇の形を意識して描かなければならない。そうなるとケバめの大人のメイクになるので、「萌えキャラ」にはなりにくい。大体、「ギャル」と「萌えキャラ」はキャラが対極の位置関係になるんじゃないのかとも思う(^^;)。
そこで苦労して考えた結果が、「子供顔にする」のと「頭身数を少なめにする」だった。つまり、子供キャラに濃いメイクと盛髪にさせることで、大人っぽさが消え、ケバめの「萌えキャラ」になる。これはちょっとした発見だった(^^)。
もう1つは「ロリータ系」。これは僕も「ヲタク」なのでよく見る機会が多いし、昔、シャレで描いたこともある。
しかしそれでも「フリル」の描き方は難しい(^^;)。ただでさえ軽やかなヒラヒラ感を出すのに苦労するのに、襟や袖、裾などに、これでもか!というぐらいにフリルが多くある。フリル地獄だ(^^;)。ゴスロリになると更に特殊な装飾になる(^^;)。
月刊イブニング(講談社)で連載されている「もやしもん」、この中に常にゴスリリファッションを着ているキャラクターが出てくるが、連載漫画で毎回ゴスロリファッションを描くなんて、石川雅之先生はなんてスゴイんだ!(^^;)。
この2つの後に控えているファッションがなんと・・・・・「パンク系」!。一体どうしろっていうんだ・・・・(^^;)。
今回の服は女子弓道部の「弓道衣」。これはさすがに僕の専門外なので、ネットの画像検索でいろいろ調べてみた。調べてみると、なかなか面白いことがわかった。
女子の弓道衣は、袴の帯が男子とは違う。男子は袴の帯を結んで結び目が外に出るが、女子は弓道衣の内側で帯を結ぶので、袴の表に結び目が出ることは無い。萌えキャライラストなどで弓道部女子が描かれている時、たまに袴の外側で帯が結ばれているものを見かけることがある。これは明らかに間違いで描き手の調査不足と言わざるを得ない。まぁ、萌えキャラのイラストレーターは運動部出身の人が少ないと思われるので、運動部の細かいところまで心を配ることが難しいのかもしれない。
女子の弓道衣で特徴的なことがもう一つ。女子は弓道衣の上に「胸当て」を装着する。これは矢を放った時に弦が胸元をこするのをカバーするためのものだ。
この「胸当て」を描いてて困ったことが出てきた。「胸当て」は紐を背中に回して結びつけるのだけど、背中部分でどう紐が結びついているのか、画像検索をかけても、その写真が全く出てこない(^^;)。出てくる写真はほとんど正面から撮影したものばかりで、たまに後ろ姿があっても、画質が悪くて結び方がよく見えない。
いろんなキーワードを入れて検索をしてみたが、なかなか希望の画像にヒットしない。とうとう探し続けて3時間が経った。
その時、やっと希望の画像を発見した。それは、週刊ヤングジャンプ連載の弓道部コメディー「カイチュー!」のサイトにあった↓
http://yj.shueisha.co.jp/web_comic/kaichu/
サイトの中、WEBアニメの後編で、「胸当て」の背中での紐の結び方の画像があった!。
それにしても希望の画像が、漫画の中に、しかも「男の娘(こ)」が主人公の弓道部コメディー漫画の中にあっただなんて・・・・・とんだ盲点だった(^^;)でもホントに助かった(^^;)。
原稿が描き上がったのは昼2時ごろ。徹夜続きだったので先生及びスタッフ達もヘトヘトだった。そこで先生は、原稿を描き終えて気分転換したいのと、皆の労をねぎらうためもあり、皆を焼肉屋に連れていってくれた。
仕事場の近所に焼肉屋があり、そこで皆で肉を頬張った。皆、徹夜続きでヘロヘロだったのが、肉を食うことで活力が甦った(^^;)。
仕事が終わってからの焼肉はメチャメチャ美味い!。しかしこうやって焼肉を食べられるのも、仕事が徹夜続きで修羅場状態になったからなので、地獄のような目に遭わないと天国を味わうことは出来ない(^^;)。
昨日の「スクール水着」もそうだけど、今やっている仕事は、様々な女性の服を描かなければならない。男の服と構造が違うしバリエーションも多岐に渡るので、いろいろと調べながら描くことになる。僕はファッションに興味を持っている訳ではないので、調べることの全てが僕にとっての新しい知識になる。これがまた結構な労力がいる(^^;)。
だけど今回の仕事でとても勉強になった。これがこれからの仕事に上手く反映させることができればいいな(^^;)。
僕がイメージする「スクール水着」は、股の部分に小さなヒラヒラのスカート状のものが重なっているというものだった。だがそれは、とうに古いデザインになってしまっていて、現在はリニューアルされたデザインのものになっていた。
僕が思っていたデザインの「スクール水着」は、1980年代半ばまでのもので、以降はリニューアルされたデザインになっている。股部分のヒラヒラが無くなり、肩ひもがズレ落ちないように肩ひもは背中でクロスになるようにデザインされていた。
僕が通っていた高校はプールが無かったので、「スクール水着」を生で見たのは中学3年生の時が最後だ。つまり1981年以降、僕は「スクール水着」を生で見ていない。そのため、その後に起こるリニューアルなど知るよしもなかった。何も調べなかったら、平気で約25年前の「スクール水着」を描いてしまうところだった(^^;)。
しかし、萌えアニメや萌えキャラのイラストなどでは、昔のデザインの「スクール水着」がフツーに描かれていたりする。萌え絵を描くイラストレーターの中でも「スクール水着」のリニューアルを知っている人は少ないのかな?(^^;)。
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