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なんだかブログが動画画面ばかりになってしまっているけど、ご勘弁を(^^;)。
「ウルトラシリーズ」や映画「帝都大戦」で有名な実相寺昭雄監督が亡くなった。
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http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_11/g2006113004.html
実相寺監督は「ウルトラシリーズ」の中で特異な画面構成にこだわり、それゆえ担当回数が少ない割に印象に残る回が多い。
最近では「ぱちんこウルトラセブン」のCMで、モロボシダンとメトロン星人が四畳半で会話しているシーンがあるが、これは監督が担当したウルトラセブン第8話「狙われた街」からの映像だ。
上の動画は、そのウルトラセブン第8話「狙われた街」。頭8分しかないので四畳半での会話シーンや、川崎を舞台にした夕焼けの中での対決シーンは出て来ないが、「ポインターに集まる子供達」や「照明を抑えめにした作戦室」などスタイリッシュな映像はこの中に見られる。
「日常の中に入り込んでいる非日常感」、これが実相寺監督の持ち味だ。「特撮」の中に「SFテイスト」を映像的に感じさせてくれるのも、この人ならではだ。理屈ではなく、感性として「SF」を脳に刻み込ませる凄みを持っている。
↓僕が一番好きな実相寺監督担当作はウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」だ。
ウルトラ警備隊のソガとダン(ウルトラセブン)は宇宙ロケット「スコーピオン号」のテスト飛行で宇宙に飛び出した。
しかし2人が睡眠中に「スコーピオン号」が航路を外れ遭難、30日後に「第四惑星」に着陸した。「第四惑星」は日本そっくりの世界だったが、そこは人間そっくりの「ロボット」が支配しており、その惑星の人間は一定の居住区に隔離されていた。
「照明を抑え、計器パネルの光を浮かびあがらせた作戦室」、「人間的な匂いが排除された総合センター」、ゴダールの映画「アルファビル」に影響を受けたと言われる映像は一種の様式美に溢れている(「アルファビル」を観たが、面白さはよく判らなかった。ただ映像的に影響を受けたのはよく判った)。
動画は頭10分しかないので、本来この後に出てくる「ロボット長官のメンテナンスシーン」や「人間居住区の団地上空にうかぶ4つの月」のシーンを紹介出来ないが無いのが残念だ。
とにかく映像的に心に突き刺さるシーンが多く、幼少時に初めて観た時の衝撃を僕は今でも引きずっている(^^;)。
実相寺昭雄監督が与えた影響は大きく、それは「新世紀エヴァンゲリオン」の中にも随所に見受けられる。
69歳で亡くなるなんて・・・早いよなぁ・・・(T_T)。
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