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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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07-03-21.jpg 六カ国協議がなかなか進展しない。一体、北朝鮮という国は何を考えているのか?。

 さて表題の「イムジン河」だけど、これは韓国と北朝鮮の間にある軍事境界線付近を流れる河である。まさに朝鮮民族を北と南に隔てている河だ。
 1968年に、「帰って来たヨッパライ」で有名なザ・フォーク・クルセダーズが「イムジン河」という曲をリリースした。これは作詞の松山猛が中学時代に朝鮮学校の友人から教わった歌で、日本語アレンジバージョンとして起こしたものだった。
 しかし歌の内容が、南北に分断されてしまった朝鮮半島への憂いを表している事で、当時、政治的配慮からレコードが発売中止、テレビ放送も自粛になってしまった。
 ↓詳細(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%B2%B3
 以後「イムジン河」が表舞台に現れることは無く、幻のフォークソングとなってしまった。しかし2002年、「イムジン河」がCDとして再発売されることになった。写真は僕が買った再発売CDのライナーノート。実に34年振りの表舞台登場だった。
 この頃は拉致問題の部分的解決があったりなどして北朝鮮に関して緩和ムードがあったためだろうか?おかげで幻の名曲を手に入れる事が出来たので嬉しい限りだ。

 You Tubeに「イムジン河」を歌うザ・フォーク・クルセダーズのテレビ映像があった。これは僕も初めて観た↓。

 この耳馴染みの良い曲が「販売中止」や「放送禁止」になり、作曲の加藤和彦はなんと、「イムジン河」の音階を逆からなぞってアレンジして新たな「名曲」を作ってしまった↓。

 これは聞き覚えのある人も多いかもしれない「悲しくてやりきれない」。この曲はいわば、「イムジン河」と表裏一体の兄弟曲なのだ。スゲーッ!(^^;)。

 5年前のNHK-BSでは、ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとアルフィーの坂崎幸之助が「悲しくてやりきれない」と「イムジン河」を歌っている。ここでは「イムジン河」をフルコーラス歌っているので、歌詞のどの辺が政治的配慮に引っかかったのか判りやすいと思う。
 ↓しかしこの2曲、どちらも名曲なのが素晴らしい。

 水鳥だったらイムジン河を越えて北と南を自由に行き来出来るが、人間の場合はそうはいかない。なぜ祖国が南と北に分かれてしまったのか・・・。北朝鮮にも、もう一度この歌の意味を考え直す必要があると思うけど。
 「男と女の間には、深くて暗い河がある」と言ったのは作家の野坂昭如だが、河というのは2つのものを隔ててる越えられないモノの象徴なのだろうか?
 余談だけど、火星に無数の筋を発見した学者は「火星には無数の’カナル(溝)’が存在する」と発表したが、これが誤訳で「カナル(運河)」とされてしまったらしい。誤訳というより、英語と他国語の意味のズレから起きた事らしいけど。
 河が2つのものを隔てる「溝」であるのならば、それを越える事はなかなか難しいのかもしれない。だからこそ結びつけるのには「架け橋」が必要になるということだ。それも人の手によることに他ならない。

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