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「NHK紅白歌合戦」の出場歌手が決まったという。
年々視聴率が落ちている「NHK紅白歌合戦」、そりゃ50年もやっていればマンネリにもなるだろうし、音楽業界自体が下降線を辿っているようなので、これも「時代の流れ」というのかもしれない。
「NHK紅白歌合戦」を観るか?と聞かれれば、「観る」と答える人は少なくなってきているだろう。番組自体の魅力の低下もあるが、若者の中には「紅白を観る事はダサい」という風潮もあるからだろう。
僕の場合は「観る」と答える。
といっても楽しみにしている訳ではない。歌謡曲全盛だった僕の子供時代とは違い、ここ数年の紅白を面白いと感じた事は無い。それでも「観る」と答えるのは、「大晦日」というイベントを自分の中で盛り上げるために「NHK紅白歌合戦」は必要な「アイテム」だからだ。
僕は東京で一人暮らしをしていて、年末に帰省する。普段一人暮らしのため「団欒」を感じるのは帰省した時だけだ。
大晦日には炬燵に入り、年越しソバや蜜柑を食う。そのBGMとして「NHK紅白歌合戦」が流れる。特に画面を観る訳ではない。たまに気が向いた時に画面をチラ観するぐらいだ。
このマターリとした空気感こそが「大晦日」を肌で感じるという事だ。「大晦日を過ごしている」という認識をする事が、普段漫画漬けの生活をしている僕にとって「いつもとは違う日常を体感する」大切なイベントなのだ。
それに「NHK紅白歌合戦」が終了する夜11時45分、番組が盛大なフィナーレを迎えた直後、「ゆく年くる年」になった瞬間の静寂、そして除夜の鐘、この「動から静」に移行する瞬間が何ともゾクッとして心地いいのだ(^^;)。
約10年前、都合で年末帰省出来なかった事があった。
仕方なくアパートで1人「NHK紅白歌合戦」観て大晦日気分を味わう事にした。
画面の賑わいとは対照的に、1人でいる自分にちょっと寂しくなりながら観ていた。すると、テレビから「バチッ!」という異音が聞こえた。
そしてテレビの映像が画面中央に向かって徐々に縮まっていった。画面は米粒大になり、チカッと小さな光を放った後、画面は完全に沈黙した。どうやらテレビの寿命だったらしい。
僕はラジオを付け、紅白を音声のみで聞いた。ラジオからは司会者の声が流れる
「次は小林幸子さんでーす!」
どよめきにも似た歓声が湧き上がった。しかし僕にはその状況を画面で確認する事は出来ない。何だ、一体何が起きているんだ!?。小林幸子はどんな衣装を身にまとっているんだーっ!!(T_T)。
・・・・切ない(T_T)。音声だけで聴く紅白がこんなに切ないとは思わなかった。しかもアパートに一人きりで・・・そんな年の瀬・・・(T_T)。
仕方なく、元旦(2日かもしれない)、正月営業をしていたビッグカメラにテレビを買いに行った。さすがに正月をテレビ無しで過ごすのは切ないと思ったので即買う事を決めた。
その時買ったのは21型のブラウン管テレビ(現在も使用)。これで寂しい正月を過ごす事は無くなったと思った。しかしここで店員が一言。
「配送会社がまだ休みですので、お届けは松が明ける8日以降になりますが・・・」
僕の心の声「・・・・・・・・・・・・・え!?」
21型テレビともなれば重さは約20キロ、とても手に持って帰れる重さではない。結局8日に配送してもらう事にした。
元旦から一週間、テレビ無しの生活を余儀なくされた。しかしこれは辛かった。なんだか世の中から隔絶されてしまったような気がした(T_T)。
テレビには「寿命10年説」というのがあるらしい。今のテレビは、先の記述の時に買って、以来10年経つわけだから、そろそろヤバイのかも・・・?(^^;)。
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