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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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 新宿武蔵野館で上映中の「鉄人28号 白昼の残月」は夜9時25分からのレイトショーなので、夜7時半ごろ家を出た。TX八潮駅から電車に乗って一路新宿へ。たったの50分で新宿に着いた。速いぞ!つくばエクスプレス!(^^;)。

 新宿武蔵野館に着く。ロビーにはオッサンばっかり集まっていた(^^;)。レイトショーは子供が入場出来ないので大人しかいないのは当たり前だけど、見事なまでのオッサン集団!自分も人の事言えないけど、40歳である僕が1番の若手に見える(^^;)。しかも男女比100対0!(^^;)。主人公は「金田正太郎」なのにショタコンの女性はいなかったということか。

あらすじ

 時は昭和30年代。太平洋戦争終結後、日本は「終戦」から「高度経済成長」に移行しようとしていた。
 主人公「金田正太郎」が遠隔操縦する「鉄人28号」は、ある日、不発弾撤去中に謎の怪ロボット達に襲われる。不発弾の争奪戦が繰り広げられるが、多勢に無勢で鉄人と正太郎は窮地に追い込まれる。
 その時、鉄人の動きが急にグレードアップする。今までの劣勢が嘘のように次々と怪ロボット達をなぎ倒す。そこに現れた謎の復員兵、彼が鉄人を操縦して窮地を逃れることが出来た。復員兵は自らを「金田正太郎」と名乗った・・・。

 3年前のテレビシリーズでは戦後色はあるものの高度経済成長の色合いが強かった。しかし今回の映画版は戦後色がより強く出ていた。キャラクター設定もテレビシリーズとは若干違っているところがあるので、そこを頭の中で整理しておかないと混乱するかもしれない。テレビシリーズでは鉄人に体当たりして亡くなった村雨一家のボス、村上竜作は、映画版では健在。警視庁勤務だった紅一点、高見沢さんは、村雨一家のメンバーになっている。
 鉄人28号は元々戦争の兵器として開発されたものなので、いわば「負の遺産」にあたる。テレビシリーズではそこがテーマとなっていたけれど、今回の映画ではそこがもっと深く掘り下げられている。そのためかストーリーが結構ダークで重い。そのかわりとして、テレビシリーズではあまり活躍しなかった怪ロボット「モンスター」が大暴れする見所があったり、村雨健次が三枚目キャラになり(兄の竜作が死んでいないので可能になった設定か?)高見沢さんと共にコメディ色を強く出したりしてバランスを取っていた。
 全体として「大人が観て楽しめる鉄人28号」になっていた。完成度は高い。しかしダーク展開で渋い話なので子供が観るにはどうかと思うけど(^^;)。
 話自体は僕好みだった。しかし主人公の金田正太郎少年は10歳なので、この主人公に背負わせてしまうにはちょっと重い内容かな?と思った。あんまり重過ぎると少年らしい身動きが取りづらくなると思うので。カタルシスも少ないし(^^;)。
 出来れば新作をもう1本、「戦後」の基本構想はそのままで「三丁目の夕日」的な色合いで、金田正太郎と鉄人28号の冒険活劇を作ってもらえたら嬉しいな。テレビシリーズをもう少し少年漫画的にした感じで。子供が観て楽しめる余地のある「鉄人28号」を観てみたい。
 
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