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「平成版トキワ荘」があるらしい。
記事→http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20060809/mng_____thatu___000.shtml
入居は女性限定、1年間のみという事らしい。住人一人あたりの負担は、家賃など月4万8千円のみだとか。これは光熱費込みってことなのかな?。それなら生活に追われる事にはならなそうだから、創作に集中出来るかもしれないね。後は本人の頑張り次第だけど。
女性しか入居出来ないのに「トキワ荘」という呼び名はいいのかな?確かに「若手漫画家が集うアパート」の代名詞として有名ではあるけど。藤子不二雄先生達がいた頃の「トキワ荘」は住人は殆ど男性だったんだよね。一時、水野英子先生が入居していた事もあったけど、でもイメージとしては「男の城」だしね。
女性漫画家が集ったアパートでは以前、「南大泉サロン」というのがあったけどね。萩尾望都先生や竹宮恵子先生達が共同生活していたのだけど。
女性限定ならイメージとしては「南大泉サロン」なんだけど、世間的な認知度の問題で「トキワ荘」の方が通りがいいのかな・・・?(^^;)。
大友克洋先生は、最近でこそSF漫画を描く事で知られるが、全作品の中でSFはホンの数%にしか過ぎない。
その内、宇宙SFともなると更に数少なくなってくる。僕が知っている限りでは、
・「SOUND OF SAND」
・「彼女の想いで・・・」
・「惑星TACO年代記」
ぐらいだ。しかし「SOUND OF SAND」は宇宙SFといっても、砂漠の惑星を舞台にした8ページの超短編だし、「惑星TACO年代記」は基本的にギャグ漫画だし(^^;)。「彼女の想いで・・・」が正統派宇宙SFといってもいいかもしれない。これは後に「MEMORIES」というアニメ映画になっているので、知っている人は多いかもしれない。
だが、今回のタイトル通り、あまり人に知られていない「幻の大友克洋宇宙SF」が存在する。
「幻」である由縁は、
・掲載雑誌がマイナー
・物語が未完
・単行本化されていない
というものである。
幻の大友克洋宇宙SF、その名も「APPLE PARADISE」!。
「マンガ奇想天外」(株・奇想天外社)1980年夏号より、「長編宇宙SF」として連載が開始された。
遥かな未来、惑星7660Eにて資源開発プロジェクトが行われていた。8年間に渡る任務を終え、資源採掘宇宙船「アダム」は地球へと帰還することになった。
しかし宇宙船内では、カンパニーと組合の対立がエスカレート。一触即発のムードが漂う。
そして惑星7660Eから採取された石からは謎の地衣類が発見され、研究の結果、地球大気と同じ成分の空気に触れると生物活動が活発になる事が判明した・・・。
という内容なんだけど。壮大な内容で描かれているのが驚かされる。絵も、宇宙船の描き込みがメチャメチャ細かい!しかもそれが見開きで出てくる事もある(^^;)。描き込みのクオリティは写真を見てもらえれば判ると思うんだけど。それにしてもコレ、1人で描いているのかな・・・?
大友克洋先生の元アシスタント(?)として有名な高寺彰彦先生が、この頃20歳という若さでデビューしている。高寺先生は、「童夢」は手伝っていたらしいけど、「APPLE PARADISE」はどうだったんだろ?。
これだけ壮大な物語も、雑誌休刊と共に連載中断になってしまった。続きを描けというのは無理かもしれないけど、せめて単行本化されないかなぁ・・・!。総ページ数は単行本1冊分無いかもしれないけど、未発表作品集として出してもらえないかなぁ・・・(^^;)。
かつて、大友克洋先生の作品で「幻」と呼ばれていた「FIRE BALL」という作品があった。ディープ・パープルの有名な曲のタイトルを拝借(?)したこの作品は、「アキラ」の原型となった超能力SFだ。
この作品(初出1979年)も長い間単行本化されなかったが、1990年にやっと講談社から、大友克洋短編集「彼女の想いで・・・」という単行本に収録された。
「APPLE PARADISE」も、いつか収録してくれないかな・・・!(^^;)。
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