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徒然なるままに書き記した戯言集です(^^;)。
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07-05-10.jpg 仮面ライダー版プロジェクトXといった内容の「仮面ライダーをつくった男たち」(取材・脚本・小田克己、漫画・村枝賢一、講談社刊)。等身大ヒーロー番組を作ろうと東奔西走したプロデューサー「平山亨」と、仮面ライダーのアクションを芸術の域まで高めた殺陣師集団「大野剣友会」の物語だ。

 太平洋戦争時、少年兵だった平山亨は、大空襲によって瓦礫の地獄絵図となった東京を目の当たりにする。戦争という厳しい現実、それに対して無力である自分、そんな時に「こんな世界から皆を救ってくれる誰かがいてくれたら・・・」という思いが後の「ヒーロー待望の番組」を作るきっかけとなる。そして平山亨が生み出した「ヒーロー物」は国民的番組へと成長していく・・・。

 時代劇において、立ち回りの演技付けをする事を「殺陣」と言い、それを指導する人間を「殺陣師」と呼ぶ。
 時は映画全盛の時代からテレビへと移行しようとしていた。時代劇の仕事も減り、若手育成に伸び悩む業界を憂いた殺陣師・大野幸太郎「大野剣友会」を設立、、「殺陣師を作る殺陣師」として若手育成に力を注いだ。
 初期の「大野剣友会」のメンバーは大半が役者志望の若者達だった。そこに新しいテレビ番組の依頼が入ってきた。その名も「仮面ライダー」。「大野剣友会」のアクションの凄さを見込んでの依頼だったが、仮面を付けて演じるということは、役者としての「顔」を奪われることと同義だった・・・。

 両方とも「仮面ライダー」の裏方の話だけど、仮面ライダー本編以上に熱いドラマに惹き込まれる!。作画が「仮面ライダーSPIRITS」の村枝賢一先生!僕と同世代で幼少期にリアルタイムで仮面ライダーと接しているので、子供の時に感じたライダーのカッコ良さが見事に表現されている。仮面ライダーのスーツの質感をあれだけ表現できる漫画家は他に見た事がない。昭和40年代に仮面ライダーと接したことのある人なら、空気感を含めたそのリアルさに涙が出るかもしれない(^^;)。
 大の大人が涙して読む漫画ってイイなぁ・・・!。スカした漫画が多い昨今、クサくても熱い漫画が読みたいなぁ・・・!(^^;)。
 
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